日本病理学会東北支部 第63回総会議事録
日時:平成18年7月29日(土) 12:15~12:55 場所:新潟市(新潟大学医学部有壬記念館) | ||||
規定により司会者として第63回支部学術集会・会長の新潟大学・味岡 洋一先生が選任された. | ||||
報告・審議事項 | ||||
1. | 第63回支部学術集会の概要について(味岡)
第63回会長の味岡先生より概要について説明があった. 澤井支部長より,今回の学術集会を担当した味岡先生をはじめ教室員へ御礼があった. |
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2. | 第95回日本病理学会学術集会以降の活動内容(澤井) | |||
1-1 | 病理学会会報(第221号,平成18年6月刊)について | |||
・ | PA(パソロジーアシスタント)について
PAアンケートについては,春の病理学会以前に支部へ依頼があったが,手違いにより実施できなかった.そのため,今回の支部学術集会にて会員に回答を要請した. |
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・ | 病理関係診療報酬改定について
今回の学術集会で厚労省との交渉窓口であった佐々木 毅先生(横浜市立大学付属市民総合医療センター病理部)に講演をしてもらう.医療費が全体で-3.16%の中,病理は4.725%の増額となり一定の評価はできる.役員会で笹野先生より報告があったER,PGR,HERについては,各県によって対応が異なり混乱がみられるため,来年度はっきりさせる予定であるとのことである. |
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・ | コンサルテーション件数について
病理学会のコンサルテーション件数について報告があり,是非活用してもらいたい旨紹介があった. |
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・ | 病理学会の会員数および病理医数の減少について
資料に基づき,病理学会の会員数の推移について説明があった.会員の減少については様々な原因が考えられるが,学会予算などに影響を与えるため病理学会でも分析し対策をとっていきたい.やはり会員を増やすには,学生の頃から病理に興味を持ってもらうことが効果的ではないか.また,病理学会からの支部運営費について説明があった.会員数は350名,運営費は67万である. |
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・ | 小冊子「病理医は求められています」について
病理学会ホームページよりダウンロードできる旨説明があり,少しでも病理医を増やす活動に役立ててほしいと要請があった. |
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・ | 病理医適正配置について
適正配置についての調査結果である資料に基づき,説明があった.従来の算定方法で計算をした場合,施設によっては過剰なところもある.その理由としては剖検数が減少しているためであり,今後算定方式について検討される予定である. |
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1-2 | アスベスト新法について
アスベスト新法について書かれた資料を読んでもらいたいと要請があった.実際に症例を経験した先生からは,受け入れ側の病院で体制が整っていないとの報告もあったことが紹介された. |
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3. | 今年の入局者数について(澤井) | |||
3-1 | 役員会にて資料として提示した地域別臨床研修修了者の帰学状況について簡単に報告があった.研修医制度が今後の病理入局者に影響を及ぼす心配があり,支部会だけではなく本部も含め大きな問題になるのではないか.今後改めてアンケートを行いたいとの意見があった.. | |||
3-2 | 第64回学術集会について
平成19年2月11日(日),12日(月) 支部長開催 開催地:仙台市 艮陵会館 スライドセミナー:鬼島 宏先生(胆道・膵). |
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3-3 | 第65回学術集会について
開催地:盛岡市 会長:盛岡赤十字病院病理部 門間信博先生 スライドセミナー:鈴木博義先生(脳腫瘍). |
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4. | 平成17年度会計報告および平成18年度予算案(森谷)
平成17年度会計報告について資料に基づき説明がなされ,監査結果の報告後,挙手で承認された.平成18年度の予算案についても説明がなされ拍手で承認された.特に夏の学校の援助金は平成18年度で10万円積み立てし,来年度は開催年のためより増額した金額を積み立てるとの説明があった. |
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5. | 第65回支部学術集会について(門間)
第65回会長の盛岡赤十字病院病理・門間先生より以下の通り概要の説明があった. 日 程:平成19年7月21日(土)22日(日) 場 所:アイーナ(いわて県民情報交流センター) 懇親会場:ホテルメトロポリタン盛岡 |
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6. | 第4回夏の学校について(代理:味岡)
第4回夏の学校について以下の通り概要の説明があった. 日 程:平成19年8月25日(土)26日(日) 場 所:磐梯熱海温泉 清稜山倶楽部 主 幹:鈴木 利光先生(福島県立医科大学病理学第二講座) |
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7. | 今後開催される関係学会(澤井)
関連する学会については,積極的に参加していただきたい. |
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8. | 今後の支部学術集会について(澤井)
第64回支部学術集会・特別講演の加藤 良平先生(山梨大学大学院医学工学総合研究部人体病理学講座)には甲状腺のWHO分類を,スライドセミナーの鬼島 宏先生には胆道・膵についてお話しいただく.その他,役員会にて決定した規約分類の説明会は,中村 眞一先生に大腸癌についてお話しいただく.65回に予定していた鈴木 博義先生のスライドセミナーについては,役員を対象に行う学生発表コーナーのアンケート結果をみて決定する.第66回については支部長開催だが,詳細は未定である. |
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9. | 学生発表コーナーの企画について(増田)
病理学会の学術集会でも好評だった学生発表の企画を支部でも行ってはどうかとの提案があった.概要は資料の通りである.この企画を役員会に提案した際,様々な意見があったため役員を対象にアンケートを実施し,その結果をみて今後検討する. |
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10. | 取扱規約の説明会について(岩間)
規約が改訂された際,理解できない点や困った点,なぜ改訂されたのかなどの背景について,関わった先生に説明をしてもらう場を設けてはどうかとの提案があった.これについては第64回の学術集会にて中村 眞一先生に大腸癌について話してもらうことが決定した. |
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11. | その他 | |||
・ | 次回,第64回の学術集会は特別講演に加藤良平先生を呼ぶこともあり,甲状腺の 症例を積極的に提出してほしい. | |||
・ | 再度PAアンケートについての説明と回答要請があった. | |||
・ | 今回,協賛したカールツァイス(株)の広告が手違いにより抄録集から抜けており,別紙で印刷したものを配布することで了解を得ている旨説明があった. |