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支部長あいさつ

支部長写真
東北支部長 岩手医科大学病理診断学講座 菅井 有

 この度、日本病理学会東北・新潟支部をお世話させていただくことになりました。微力ながら支部会の発展に全力を尽くしたいと思いますので、よろしくご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。

 今回の支部人事では大幅に役員を増員させていただきました。特に支部長を統括的に補佐していただく幹事、教育、診療業務、研究、地域医療をそれぞれご担当いただく幹事を指名させていただきました。支部での活動は多岐に渡りますので、県単位ではなく総合的な観点から支部会でご活動いただく方々が必要と判断しました。多くの有能な方々が支部会にご参加いただくことができましたので、役員会は大幅にパワーアップされたと思います。

 これまで長沼前支部長のご方針で東北・新潟支部会では若手の育成が主要な目標とされてきました。この方針は確実に効果があり、東北・新潟支部会では中堅、若手の活躍が増大しました。私もこの方針を堅持したいと思います。

 一方で私がこれまで支部会の活動で感じたことは、種々の分野で基礎資料があると我々の活動に便利なことが多いのではないかと言うことでした。私たちが職場で病理に関連した活動をする場合、その前提となる資料が必要になることが多いと思います。例えば学内で教育的な議論をする場合、他の施設ではどのようなカリキュラムを採用しているか知りたくなることがあります。理解力の不十分な病院側に病理診療を説明する場合などで、他施設の病理診療の活動状況(病理診断件数、細胞診件数、解剖数など)を知ることができれば有効な資料を作製することができるでしょう。全国レベルでこのような資料を作製することは大変と思いますが、支部会レベルであれば資料の作製はさほど困難はないと思います。もちろん公開するに当たって、問題点を慎重に検討しなくてなりませんが、このような資料の作製は支部会の会員にとっても有用性が高いと思います。公開資料の作製が可能かどうか支部会で議論したいと思います。

 研究面においては東北地方からは病理学会のA、B演説の採択が少ないというご指摘がありました。A演説はオリジナル研究ですので、支部会が直接関与することは少ないかも知れませんが、支部会では多くの症例報告があり、その中にはかなり希少性の高い報告もあります。B演説の候補を地方会の演題の中からみつけ、演者を皆で勇気付けることは可能と思います。人間は褒められたりすると急にやる気が出るものです。中堅、若手の病理医をやさしく研究領域に誘うことは東北・新潟支部会の将来にとっても重要な任務と思います。

 病理診療にも地域医療があります。多くの病理医が地域において一人病理医として真摯に地域医療に貢献しています。しかしながら一人で病理診断を行うことに不安を感じている方も多いと思います。バーチャルスライドによる遠隔医療は地域での病理医療を補完することが可能と思います。支部会を介して県を越えた遠隔医療を整備することができれば地域での病理医の負担は大幅に軽減されると思います。支部会でも遠隔病理診断に積極的に取り組みたいと思います。

 研究面においては東北地方からは病理学会のA、B演説の採択が少ないというご指摘がありました。A演説はオリジナル研究ですので、支部会が直接関与することは少ないかも知れませんが、支部会では多くの症例報告があり、その中にはかなり希少性の高い報告もあります。B演説の候補を地方会の演題の中からみつけ、演者を皆で勇気付けることは可能と思います。人間は褒められたりすると急にやる気が出るものです。中堅、若手の病理医をやさしく研究領域に誘うことは東北・新潟支部会の将来にとっても重要な任務と思います。

 これまで支部では教育面や研究面について深く議論することは少なかったように思います。東北地方には多くの優秀な病理医がいます。皆様のお力を借りて東北・新潟支部会で診療面のみではなく病理領域全体の広範な議論を行いたいと思います。まだまだ浅学、非才の身ですが、支部会の発展と円滑な運営を心がけますので、今後ともご支援、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。