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日本病理学会東北支部 第64回総会議事録

日時:平成19年2月11日(祝) 12:20-12:50   場所:艮陵会館記念ホール
最初に澤井支部長より以下の挨拶があった.
1. がん拠点病院に関してバーチャルスライドを使ってコンサルテーションシステムを考えてほしいと厚生労働省から依頼があり,86施設が応募した.
2. 研修医システム後の病理医志願数を調査したいので協力してほしい.
3. 支部学術集会や病理学会への意見を積極的に出してもらいたい.
 
支部長より総会の議長に岩間幹事が推薦され,拍手により承認された.
以下,岩間幹事の議事進行による.
報告
  1. 平成18年度日本病理学会秋期総会報告(澤井)
  1-1 病理学会会員数および病理専門医の推移
 資料を基に会員数および病理専門医の推移について説明があった.厚労省が専門医制度を認める際,医師・歯科医師会員が8割以上いなければならないとしているが病理学会は約81.5%のため,医師・歯科医師の学会入会を勧めていただきたい.会員の減少については学会予算や後継者の問題となるため,対策をとらなければならない.役員会であげられた問題点として以下が示された.
  (1) 認定医試験受験の解剖50体というのはハードルが高いのではないか.
(解剖数が少ないため認定試験が受験できないことがある)
  (2) 臨床の先生を入りやすくする努力が必要ではないか.
(会費の面や,入会することのメリットつくるなど)
  (3) 病理と密接な関係の消化器病学会などの関連学会(専門医更新の際,関連学会で発表していれば点数がつき更新が楽になる)に病理学会が入っていない.また,他学会の学会誌に論文を掲載する際,会員でない場合名前が載せられない.しかし交渉次第では関連学会になることや会員でなくても名前をのせることは可能なため,病理学会が積極的に働きかけをすることが必要ではないか.
  (4) 体的に,どのような関連学会に働きかけるか,掘り起こしが必要であるとの意見が出された.
また,研修医制度の2年が終了したため,どの程度病理入局者数に影響があったか各施設に調査を行う(夏頃).
なお,2006年の学術評議員が前年より200名減っていることについては,名誉会員の枠が広がり,そちらに移ったためである.
  1-2 PAアンケートの結果について
以前実施したPAアンケートについて,結果を資料として配付した.
  1-3 病理医適正配置について
国立病院機構呉医療センターの谷山 清己先生らが書かれた論文「我が国における病理医適正配置について その1:現状把握」が資料として配付された.最近は剖検が減っているため,今のままの基準では病理が余るとの計算になる施設もあり,基準を見直す必要があるのではないか.
  2. 今後開催される関係学会について(澤井)
 関係学会については別紙をご覧いただきたいとの案内があった.他にあれば随時事務局宛にお知らせいただきたい.国立病院機構仙台医療センター 手塚 文明先生が会長を務める臨床細胞学会への協力をお願いしたい.
審議事項
  1. がん診療連携拠点病院遠隔画像診断支援事業について(澤井)
 資料を基に,がん診療連携拠点病院遠隔画像診断支援事業について説明があった.バーチャルスライドの補助金についてはがん拠点病院286施設中86施設より申請があった.また,現状を把握するため会員が在籍している施設全てにアンケートを実施する.
  2. 病理研修マニュアルについて(岩間)
 病理研修マニュアルについては,ホームページに掲載をして再度意見を聞き,第66回支部学術集会にて討論をする場を設け完成を目指す.
  3. 65回支部学術集会について(門間)
 第65回会長の盛岡赤十字病院病理 門間先生より以下の通り概要の説明があった.
 
日程:平成19年7月21日(土)-22日(日)
場所:アイーナ(いわて県民情報交流センター)
 
保留となっていた学生発表については,特別に学生枠は設けず,一般演題募集にて学生発表を歓迎する旨強調して記載することとなった.
  4. 第66回支部学術集会について(澤井)
支部長開催
日程:平成20年2月9日(土)-10日(日)の予定
場所:艮陵会館
その他は未定
  5. 67回支部学術集会(八木橋・方山)
 第67回支部学術集会については,青森県で開催されることが役員会で確認され,会長は八戸市民病院の方山先生が務めることとなった.
  6. その他
 支部活動に関するアンケートについて(澤井)
澤井支部長の任期も後半となったため,支部活動への意見を聞くためアンケートを行う.ご協力のお願いしたい.