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日本病理学会東北支部 第56回総会議事録

日時:2003年2月15日(土)   場所:国立仙台病院大会議室
 
議長に手塚文明・第56回学術集会会長(支部長)を選出した。
議事
1.東北支部の会勢について
 
2.学術集会について[八木橋操六・学術委員長]
  (1) 第56回(2003年2月15・16日):会長(支部長)手塚文明、於国立仙台病院
主題「びまん性肺疾患」
●教育講演:①小野修一先生(東北大学)、②河端美則先生(埼玉県循呼センター)
●ワークショップ 6題
一般演題 15題   スライドセミナー :本山悌一先生「卵巣疾患」
ナイトセッション 討論「病理医、私のチャレンジ」(玉橋信彰先生、本山悌一先生)
  (2) 第57回(2003年7月19・20日):会長(宮城)立野紘雄、於東北大医臨床大講堂
スライドセミナー:田中正則先生「炎症性腸疾患」
  (3) その後の予定: 第58回(仙台2004/2)、 第59回(秋田2004/7)、第60回(仙台2005/2)、
第61回(函館2005/7、下山先生受諾)
3. 平成15年度予算案(単年度)について[長沼 廣・会計幹事]
  (1) 別紙により予算案の提示があり、審議の結果、基本方針を承認した。
  (2) 主な内容
  学術集会参会費を1000円から2000円に値上げする。
  参会費および標本代は、学術集会主催者の収入ではなく、支部会計の収入とする。
  学術集会主催者に対して定額を補助する(夏:670,000円、冬:500,000円)。
  標本代収入は標本を必要とする施設数に左右されるので、安定財源とするため「施設登録費」として登録施設から徴収する。ただし、「施設登録費」は認定病院制度登録施設と紛らわしいので、適切な項目名称を考えることにした。
  通信費の節約や事務局負担の軽減をはかるため、ホームページやメーリングリストの活用を広げる。
4.学生交流事業「夏の学校」について
  (1) 平成14年度「第1回夏の学校」のまとめ[手塚文明・支部長]
期日:8月31日・9月1日  場所:蔵王温泉
まとめ:
  参加:多くの参加者(約70名)があり、一定の成果を挙げ、可能なら継続して欲しい。
  内容の反省:病理医と学生の触れ合う時間が少なかった、CPCの進め方に工夫が必要だった、「討論」の時間が少なかった・・・
  資金の問題:個人寄付と主催者の負担に大きく依存し、今後に課題を残した。
  総括集:現在印刷中。
  (2) 平成15年度「第2回夏の学校」のために
  秋田大学の榎本教授に実行委員長をお願いし「実行委員会」を組織する。
  この実行委員会を、学術委員会の subcommittee と位置付け、学術委員会からも担当委員を充てて支援する。
  主催者の財政負担をできるだけ小さくするよう支部全体で支援する(支部会計から定額拠出、本部へ特別援助金の申請、今回残額の繰越し、その他)。
  (3) 平成15年度「第2回夏の学校」について[榎本克彦・実行委員長]
  世話人:榎本克彦(秋田大学医学部病理学第一講座)
  実行委員会
  委員長:榎本克彦(秋田大)
  幹 事:西川祐司(秋田大)
  委 員:田中正則(弘前大)、黒瀬 顕(岩手医大)、南條 博(秋田大)、田村 元(山形大)、

 

古川 徹(東北大)、杉野 隆(福島医大)、長谷川剛(新潟大)、八木橋操六(学術委員)、

提島眞人(学術委員)

  日時:2003年8月22・23日、 場所:田沢湖ハイツ
  今後の詳細は実行委員会で検討、支部会員の積極的な支援参加を期待
5.ホームページの開設・拡充について[手塚文明・支部長]
  (1) 第1期
  2001年2月役員会で、ホームページ開設の方針を決定し、山川光徳・学術委員長に検討をお願いした。その具体化には山形大学医学部学生・木下雅恵さんの尽力があった。
  ホームページ管理者:木下雅恵さん(山形大学医学部学生)に依頼。
  2001年11月ホームページ開設
http://www.id.yamagata-u.ac.jp/Pathol/JSPTN/public/index.html
  (2) 第2期
  タイムリーな情報発信と「症例データベース」の構築を目指す。
  サーバー管理の業者委託
●Hosting→Microcomputer Science(中川氏)
●Maintenance →文化堂(布田氏)
●ホスティング料:2万円/年、メインテナンス:1万円/回(年4回程度)
  ホームページ管理者(ホームページ担当委員):千場良司先生(坂総合病院)
  2002年11月5日リニューアル・オープン
http://www.jsptn.org/index.html
  「症例データベース(検索機能付)」の蓄積
●第51-55回学術集会での発表症例のデータベース化を完了
●第56回以降もその都度にデータベース化を図りホームページに登載する
  発表者は演題内容を、学術集会の後10日以内(第56回の場合:2003年2月25日まで)に、テキストと主な画像を電子媒体として日本病理学会東北支部事務局に送付する。画像(肉眼像、組織像、細胞像など)は、JPEG方式、1枚300KB 以下、計4枚まで 、文章は原則としてテキストファイルにする。
  学術委員長は、学術集会当日中に座長による担当演題の最終診断を取り纏め、ホームページ担当委員に提出する。
  メーリングリストの立ち上げへ
6.病理業務の実態調査について[方山揚誠・業務委員長]
調査の中間報告がなされた。未回答施設があり、さらに督促を重ね急ぎ最終結果の分析と報告を行いたい。
7.臨床研修必須化に伴なう病理学会の対応について[手塚文明・支部長]
  (1) 病理専門医に対して「研修プログラムに病理研修を組み入れる努力を現場でやって欲しい」ことの呼びかけを行っている。
  (2) 研修生に義務化されるCPCレポート作成について、そのガイドラインを学会で検討し厚生労働省に上申する予定で検討中である。
  (3) 厚生労働省の「常勤病理医不在の研修指定施設の剖検をサポートする体制(剖検ネットワーク)の可否」に関する質問に対して、東北支部では原則として各県が「大学を中心に受け入れ対応が可能であるが、人的・財政的な条件改善を望みたい。
8.選挙管理委員の選出について[手塚文明・支部長]
来年度は平成16年度役員選挙にあたり、次の選挙管理委員を選出した(澤井高志、増田友之)。
9.その他
岩間委員より、病理専門医の現状に関する資料(数、対人口比、年齢別構成など)の提供があった。
10.感謝状贈呈
「ホームページ開設」に尽力された木下雅恵さん(山形大学医学部学生)に対して感謝状と記念品を贈呈した。