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日本病理学会東北支部 第51回総会議事録

日時:2000年7月15日(土)   場所:弘前市立観光館
 
支部長あいさつ:開会に先立ち手塚文明支部長より挨拶がなされた。
議長選出:内規第10条に従い、八木橋操六・学術集会会長を議長に選出。
議事
1.平成11年度決算報告について
岩間・平成11年度会計委員から[添付資料]により説明があり、これを承認した。
2.日本病理学会東北支部内規の改正について
手塚支部長から、内規改正案[添付資料]が示され、これを承認した。改正点は
 (1)第1条の東北地区に含まれるすべての県名を列記する
 (2)第7条の幹事に支部長指名若干名を加える
 (3)第8条の幹事会を役員会と改め、監事も構成員に含まれる、および
 (4)若干の字句訂正
である。
3.平成12・13年度役員構成について
手塚支部長より役員人事に関する以下の提案があり、これを承認した。
 1)支部長:手塚文明
 2)幹 事
 庶務・会計:森谷卓也
 学術委員会:山川光徳(委員長)、小野 巌、立野紘雄、中村泰行、深瀬真之、本山悌一(編集)、八木橋操六、渡辺英伸
 病理業務委員会:澤井高志(委員長)、片桐正隆、方山揚誠、提島眞人、根本啓一、渡辺一男、和知栄子
 広報:岩間憲行(編集)
 3)監 事:長沼 廣、増田高行
註:(編集)は日本病理学会認定病理医部会の機関紙および会報の編集委員
4.活動方針について
 (1)支部活動の基本目標
 手塚支部長より、
 学術集会の継続的発展、
 病理医後継者の発掘と育成、
 病理医の社会的認知の向上
 を目指したい旨の説明あり、承認した。
 (2)学術関連の課題
 山川・学術委員長から[添付資料]により次の説明があり、承認した。
 1)学術委員会の活動方針として
 支部活動記録のファイリング、
 学術集会への新企画の導入、
 後継病理医の発掘のための学生へのPR、
 市民向けの公開講座の開催、
 病理診断の精度・危機管理、
 大学の研究と現場医療の融合、
 病理学の未来像の模索
 を掲げる。委員会で来2月を目途に具体化を検討したい。
 2)今後の学術集会の予定について
 第5回 会長・手塚文明 2001年2月17・18日(仙台)
教育講演→大内憲明:「乳腺の腫瘍性病変(仮題)」
スライドセミナ→阿部正文:「悪性リンパ腫について」
 第6回 会長・鈴木利光 2001年7月14・15日(福島)
 3)「診断病理」投稿論文の選抜ととりまとめ
 認定病理医部会・機関紙「診断病理」の発行は4・7・10・1月の年4回、各支部に年20編以上(各号5編以上)の症例報告の投稿を義務づける。
 東北支部としては、年2回の学術集会から夫々10題を選抜し投稿してもらうことにした。学術委員会が選抜ととりまとめを担う。
 (3)病理業務関連の課題
 澤井・病理業務委員長から[添付資料]により次の説明があり、承認した。
 平成12年度診療報酬改正による病理検査の減点を受け、今後のあり方を求めて、会員を対象にアンケート調査を行いたい。
 将来必至となる卒後臨床研修に対して病理学会の意思統一が望ましく、これに関する情報収集に努めたい。
 来2月を目途に活動の具体化を図る。
 (4)広報活動
 岩間・広報委員から、病理医の社会的認知を高めるために可能な活動案が述べられ、今後の具体化を待つことになった。
5.東北支部学術集会の回の算え方について
手塚支部長から、「東北支部学術集会の回数を、TNPC以来の伝統を踏襲する意味から、通算で数えたい」との提案があり、これを承認した。これによると今回(2000年7月、弘前)が第51回、次回(2001年2月、仙台)が第52回となる。
6.その他
 (1)東北新潟地域における活動記録のまとめについて
若狭治毅・前支部長(今回欠席)からの「1972年(第1回TNPC)以来の東北新潟地域における活動記録のまとめ作業を遂行中で、現在ほぼ完成に近づいている。ただ、第40回(仙台)・第43回(仙台)・第44回(仙台)の演題に関する検討内容の記録が不揃いであるため、該当世話人は御尽力いただきたい」とのメッセージが紹介された。
 (2)病理医による医療の危機管理について
岡崎悦夫先生から、一般に社会性を欠くと言われがちな病理医のあり方として、今後「医療の危機管理」に積極的な役割を担っていくことの意義について、意見が述べられた。